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Making of 京の戦国桜
リーグ初日、青コーナーの廊下。去年までは、カメラをちらちらと気にしていたのだったが、今年は心が動きそうになるのを目を伏せて押しとどめ、アップに余念がなかった。試合だけに集中している様子。。ならば、シャッターも切れようか。
一昨年の全日本でい〜〜ところまでいって惜敗。高校3年生。まだ幼さが残る顔に闘志をみなぎらせ、粘り強く闘う。それが、昨年のリーグでは一転、ごっそりとこけたほお、熱病のようにギラギラした目、濁って乱れた気配。痛ましくてカメラをおいてしまった。試合の結果もまた調子が悪く、悔しげに憤りをかくせなかった姿が印象的だった。
では、控え選手のイスに座ったところで、こちらもスタンバイしてみますか。邪魔をしては悪いのでとりあえずはテストで。
取材席から己を見つめて光るレンズを、
丸刈りにした高校5冠王は驚いたように見返してきた。
そして、ごお、とうなりが聴こえるようなリングの中に、愛機のシャッターはカシィン!と250分/1秒の切れ味を響かせたのだった。
ところが、上がってきた写真は、望むに有り余るインパクトがありながらも、非情さと力の支配をもひしひしと感じる1枚だった。
ここはネット世界。アマボクが好きな人だけではなく、多種多様な人が訪問するように構築しているので、過去の経験からいって恐がる人もいるかも、、、、
かといってボツは勿体ない。当初、麻薬撲滅のポスターあたりが、と途中まで作ったが、怖すぎ重すぎで適切ではなかった。
そうか、同系の物ではなく対照なもの、を合成を駆使して活かしてみよう。
■描画モードで幻想的な透明感
シンプルな対比で剛に対しては柔ガ欲しい。が双方どこか陰でまとめたい。そこで出身地京都の夜桜が『あでやかな魔性の女性のような』とうたわれることから、闇に浮かび上がる強さと美を彷佛させるようにもってきた。
元絵に深遠さ静ひつさを強調するのに照明効果/環境光に青、やや左上からのスポット。
深みをだすために桜の背景を2枚重ねにした所がポイント。
下の桜:描画モード/輝度/不透明度80%、上の桜:ハードライト/不透明度65%、
これで重ねると、幻想的な透明感が出るようだ。
後は新レイヤーに人物のみをペーストし不透明度や消しゴムで濃度を調整すればオッケー。
ボクシングと夜桜、一見掛け離れたものを活かしあう工夫を楽しませてもらえた。ちょっと、大人っぽかったかな?
2005.11.9
2005.5.14 後楽園にて 関東大学リーグ戦
東洋大学/村田 諒太
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