◆ 古代ギリシャ ◆ オリンピック&ボクシング‥‥ミニコラム 

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●神となる英雄の魂を弔う競技


Apollo Playing the Lute
Courtesy ofArtMagick .

●敗北を認めるまで続く死闘

●ボクシングをする少年

神となる英雄の魂を弔う競技

紀元前4000年のエジプト文明において、軍隊が格闘の手段としてボクシングを採用していたと象形文字で残っているようです。また前3000年ころのクレタ島(エーゲ文明)からボクシングをする少年の図が発掘されていました。ボクシング、拳を使ったこの格闘技は、人類発祥と起源は同じといってよいかもしれません。
これらのボクシングをはじめとする古代格闘技は、英霊を弔うため、太陽神アポロンが墓前競技として行っていました。こうして神への神事としての格闘技はアテナイ祭から古代オリンピック競技へと発展していきます。


Jupiter and Thetis

神々の王。全能の神。ゼウスは、神々と人間の支配者であった。彼の意思は「掟」であり、彼の気まぐれは「運命」であった。その足音は雷鳴であり、その微笑みは繁栄であり、その怒りは破滅であった。
オリュンポスの山頂を玉座に、雲を天蓋に、雷電を王笏に、君臨した。
この絵のイメージはRenaissance Cafe のご好意で使用させていただいています。

古代ギリシャ時代(BC4000〜2000年)

全能なる神ゼウスを始め、勝利の女神に力と勇気を捧げ、加護を祈る神事。
あるいは勝ち続けること即ち生存する戦闘。
2つの顔を持つボクシングは、あまりに非情で過酷な、そして美しい競技だったのかもしれません。

古代格闘技はメソポタミアからギリシャに伝わりました。 古代ギリシャの信仰
形態では、英雄は死後、神になると考えられていました。

アポロは英雄の葬儀において、英霊を弔う目的で墓前にて一つの競技を
行い、これは墓前競技と呼ばれ、やがて神を祀る汎アテナイ祭となったアキレスを通して、運動競技として発達しました。

その1,000年後、古代のギリシャに華開く、古代オリンピック競技へ向けて発展して行きます。

全能の神ゼウスをはじめ多くの神々を崇めるための、神域における体育や芸術の競技 祭となっていきます。
むろんボクシングも神事でした。力と勇気を神に捧げ、その加護を願ったのです。


Belvedere Apollo

輝くばかりに美しく、ポイポス(輝くもの)、楽人の王、神託の王、黄金の弓の支配者など、さまざまに呼ばれる。デルポイの神殿で、毎朝、東の宮殿で目覚め、黄金の太陽の馬車に乗って大空を通り、炎をたなびたせながら西の地平に降り立ち、馬をつなぐ。

永遠の若さ、強さ、暖かい心、冷静な頭の持ち主であり、つねに中道を説き、過度をいましめた。

この絵のイメージは、MarkHarden's Artchiveのご好意で使用させていただいています。

参考文献『ギリシア神話小事典』 (社会思想社 教養文庫)

太古の時代から闘う為に格闘技がありました。

格闘技として紀元前4400年の遺物も発見されています。エジプトでは軍事利用もされていました。シュメール時代(紀元前3500年)になると仲間同士の体力増強と親睦を目的として広く普及します。幾つもの遺物の形から判断すると、これは神殿に奉納されたと想像する事が出来るようです。そこでルールが決められ、ボクシングとレスリングに分かれました。これが始まりです。

これらの格闘技は、やがて周辺国各地へ普及を始めます。

シュメール人シリアの古代王国交易の得意なフェニキア人、と伝えられクレタ島に普及することのなります。

その頃の壁画が左のボクシングをする少年です。
クレタで普及した後、ギリシャに伝わる一方で、エジプトにも伝わって定着しました。


太古からボクシングをする人々は、闘うことで敬愛や礼、感謝を伝えていたのですね。これらの純粋さにとても感動します。素晴らしい競技です。

また、アポロも様々な芸術家達がテーマにして制作していますが、この彫像のアポロはつたない私の知っている中では、アマチュアボクシングに似ている気がして、とても気に入っているひと品です。

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