▼ 原寸割り付け

○割り付け用台紙=フォーマット(文字組などのページに共通する基本ルール)の作成

(文字、写真共に原稿が揃っている時は割り付け指定紙と言う)

この、グリットという発想で生徒達は、4足歩行から直立歩行に進化した。
このグリットの発想こそレイアウトのコツ!

これが見本

○オリ見本をみながら「段数、段間」、「級数、字詰め、行間(組み方)」のフォーマットをきめる。
   おおよそ1、表1表4、2、目次 3、奥付け 4、中ページ‥‥の4種類
   の台紙を、マックで作成する。

  ○仕上がり寸法の中に基本の級数となる□を打ち込む。

   決めた字詰め行間により
   □□□□□□□□□□□□□□□‥‥と全てを埋める。
   ○天地、小口、のど分‥‥1

   ○上記を除いた部分に、適した段や列の枠組みをとる。‥‥2、3、4

   ○段と段の間は何マス分あけるか‥‥5

   ○必要な柱、詰め、ノンブルなどのエレメントの位置やルールを固定して印をつける

    ↓
   割り付け用台紙として、これをもとにラフを作る。

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思い出

この時も、ため息がでそうでした。ひとりづつ、デバイダーをこう、とか、電卓でこう、とか‥‥

私は新人の時「依頼主の要望に合ったレイアウトのしかた」は徹底して注意されましたが、「レイアウトのしかたそのもの」は予備校、大学と6年間でできるようになっていたので、よかったんですが。

煮詰まっては私に聞き、『あっ!そうか!』と一瞬希望のように顔が輝いたと思うと次の一歩でまた煮詰まり(苦笑

それは、全員辛い。
ほとんど素人なのに単なる手順ではなく、レイアウト能力の発揮のしかたそのものを教えてるんだから。

こっちもココまでなれてない素人に合わせねばならず、辛かった〜。
普通は、1年学べばもっとなれてきていますけど、これがクラスでもマジメで優秀といわれる子達だから‥‥

生徒の怒りのほこ先は、学費をとって教えてくれなかった学校に向きました。

‥‥それも一理ある。
意地でも良いものを作ってやるという反動パワーがありましたよ(笑


○ラフレイアウトの作り方=スペース取り
サイコのラフ。このくらいの作業を集中してできるところがいいですね。

割り付け用台紙の上にデザインパッドやトレペなどを重ね、水性ペンで
グリットを目安に見開きごとに材料ごとの面積を確保し書き込んでいく。

面積のだし方は「算数」のかけ算割算を使う。
たとえば「原稿1」なら横何文字、縦何行かがわかれば、文字の総数がでる。

そこで、割り付け用紙のフォーマットを見れば横は32文字しか入らないのであれば、行は割算で出る。

それを全部の原稿で出しておけば、グループごとにまとめればページに入るかどうかがわかる。
確かめるには、デバイダーを使って計ればいい。

写真は残ったスペースで微調整。


「ノンブル、柱、タイトル、本文、写真、イラスト、カコミなど」の位置を明確にしておく。

各材料の面積を確保したら、相番をふって整理する。
この時に、すでに写真も選んでだいたいの大きさにコピーし、ラフの上においてみると仕上がりの感じがよくわかる。場合によっては変更したりカットしたりする方がよいものもでてくる。

のちの作業を考えてあちこちの寸法もはかって書き込んでおくとデジタルの時に楽。

つまり、図面=設計図と同じです。この段階で細かいところまで詰めておくと
あとはこれを見ながらマックの操作に集中できます。

カットした写真や原稿はリストから削除しておく。サイズなども書き込んでおく



 ○.各材料を手配する。写真は図書館や写真集、著作権フリーの画像を利用する。
   雑誌からとろうとすると、網点が出る場合がアルので避けた方が無難。

   見本と同じ内容のものでなくても構わない。ようはダミーである。
   悩まずに、メインの写真はインパクトのあるものを選ぶ。

思い出

少子化で生徒が激減し、規模を維持するためには必死の勧誘作戦を展開する、
多くの専門学校。
書類審査しか行わず、実技試験も行わず、一般大や再就職者に間口を広げると、就職率の数字につられて生徒は学費を払ってしまうんですね。
もともと何の縁もないところから来るわけだから、
業界の知識ゼロ。
判断基準がない。
相手のセールストークが見抜けない。

しかも、普通5、6年かけてセンスや能力の基盤を作ってから仕事につくのに、全く基盤のない人を1年で仕込むのは確かに困難です。
だから、そのまま卒業させてしまいましょうと、いうのも、、、どうでしょうね。
指導者の愛と経営センスの兼ね合いですか。

私は、もっとちゃんと仕込んでやらないと気の毒と思いますよ。だけど、そうすると辛くて辞めちゃうと経営者はいうでしょうが。しかし、そんな楽して何かが身につくなんてことは世の中にはありませんよ。